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キッチンリフォームで追加費用を抑えるための注意点

キッチンリフォームで追加費用を抑えるための注意点

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キッチンリフォームのような高額な工事をする場合、「思わぬ追加費用が出て予算どおりにいかないのでは」と、不安ではないですか。

リフォームは、数年から数十年たった家をあつかう工事です。家は時間がたつごとに、熱や湿気、地盤の弱さ、家具の重さなどの影響を受け、新築のときより少しずつ歪んだり傾いたり、または変色したり腐食したりしていくものです。

また、家のつくり方は、時代によっても作り手によってもさまざまです。なので、見た目は同じように見えて、中の構造は家によって全然違います。これらのことは表面上ではわかりづらく、工事をしてから明らかになることが多いものです。

そのため、予期せぬ追加工事につながったりします。このことは、リフォームのプロでも予測がしづらいものです。たとえるなら、お腹が痛くてしかたがない人を、レントゲンや腸内カメラなどの体内を直接見るような機械がないまま、医師が病名を予測し、手術するようなものです。

しかし、まったく予測ができないわけではありません。追加工事が必要になるポイントがある程度決まっているからです。そのポイントをいくつか抑えておくだけで、追加工事のリスクをグンと減らすことができます。

そこでここでは、キッチンリフォームをするときに、追加工事が必要になってしまう「主な5つの注意点」を紹介します。どういうときに追加工事が必要なのかを知っていれば、前もって予算に組み込んでおくことができますし、ムダな工事を避けることにもつながりますので、ぜひ参考にしてください。

1.キッチンの隠れた部分に注意する

キッチンの後ろに隠れている床や壁について、どうなっているかご存じでしょうか?

普段は絶対に見ることがないスペースなだけに、キッチンに隠れた部分をあまり意識してこなかったかもしれません。でも実は、一番注意が必要な部分です。

その理由は、キッチン裏の床や壁が腐食していたために、補修工事を必要としているケースがとても多いからです。ここでは、キッチンに隠れて見えない壁や床のことを「カクレ」とよびます。

たとえば、長年つかったキッチンのカクレは、次の写真のような状態になっていることがあります。

1枚目の写真のように、実は水がモレていて、床が腐ってしまっていることがあっても、普段はキッチン裏に隠れて目立たないものです。そのため、古いキッチンを取りはらってはじめて、「カクレ」の補修工事が必要かどうか明らかになることが多いのです。

また、特に古い家では、2枚目の写真のように、キッチンの「カクレ」に仕上げ材がついておらず、下地がむき出しになっていることがあります。下地とは、仕上げ材の土台となる板やコンクリートなどのことを言います。

下地には防水性がまったくありません。そのため、キッチン裏に水がもれると家の内部に染み込みやすく、腐食を早めることになります。

気のきく業者だったら、キッチン裏の状態が悪いかもしれないことを前もって教えてくれるので、まだ心の準備がしやすいのですが、中には「カクレ」の補修工事リスクを説明してくれないところもあります。

たとえ、その説明がなかったとしても、お互いの取り決めを守らなかったことにはならず、「教えてくれない業者が悪い!」とは、あまりなりにくいものです。たいていの場合は、時間のないなかで、キッチン裏の補修工事をどこまでするのか、いきなり判断をせまられることになってしまいます。

なので、業者に任せっきりにせずに、自分からもできるだけリスクを減らせるように働きかけることが、追加工事の予防につながります。

できれば、先に調べておくのがベストですが、それが難しくても問題ありません。「キッチン裏の状態って大丈夫ですか?」とリフォーム業者にひとこと聞いておくだけでも、業者に注意をうながせますし、入念に調べてもらえるかもしれません。リフォーム業者に現地確認してもらうときに、合わせて聞いてみましょう。

このように、追加工事のリスクは目に見えないところに出てきます。まずは、キッチンに隠れた壁や床(カクレ)の状態に注意しましょう。

ただ残念なことに、キッチン裏の状態を事前に調べるのは、とても難しいものです。なぜかというと、キッチンは水の侵入を防ぐため、また見た目をキレイにするために、ウラ側に通じる穴をできるだけ小さくしているからです。つまり、ウラ側をのぞける穴が小さいために、一部しか「カクレ」の状態を確認できないのです。

たとえば、一般的なキッチンの場合、次の写真のように「排水管(はいすいかん)」を通すために、キッチン内部に穴があけられています。排水管とは、シンクに流れた水を外に出すためのパイプのことです。

通常は、この穴は大きめに開けてあり、その穴を化粧板(けしょういた)と言われる見た目がキレイな板でフタをしてありますので、穴が目立たなくなっています。なので、この化粧板を外すと少し中の様子が見やすくなります。

ただ、この配水管を通す穴が、広ければまだいいのですが、排水管の大きさに合わせて小さくあいている場合、その隙間からのぞける範囲でしか分かりません。

キッチンから直接見れないときは、床下にもぐれるスペースがあれば、床の状態をもっと詳しくみることができます。たとえば、「床下点検口」という床下を調べるためのフタが設置されていれば、家の中から床下に、簡単に入ることができます。

でも、いくら調べるためとはいっても、一般の人が床下にもぐりこむ勇気はなかなか持てないものですし、何よりも服や体が汚れて面倒です。

それに、「カクレ」の状態をよく見れたとしても、補修がいるのか簡単には判断できないものです。なのでこの場合も、見積もりを取るときに、業者に「カクレ」の状態をできるだけ確認してもらうのが良いでしょう。それでも分からないときは、補修が必要な場合の追加費用を見積もりの項目にふくめてもらいましょう。

とはいえ、状態がハッキリと分からないうちから、正確な費用は出しにくいものです。その場合は、おおよその費用でもいいので聞いておくことをオススメします。その際に、どんな補修をするのかおおまかに方向性を決めて伝えておきましょう。

たとえば、キッチン下の床がボロボロで、補修を必要とするときに、「キッチンで隠れる部分の見た目はあまり気にしないので、ツギハギのような形になってもよい」と思うのか、それとも「見えないところの床でもツギメなくキレイにそろえたいので、キッチンのある部屋の床もまるまる替えたい」と思うのかによって、費用はまったく違ったものになります。また、床下の骨組みに補強が必要かどうかによっても変わってきます。この方向性だけでも決めて業者に相談すると、答えが返ってきやすいでしょう。

このように、キッチンに隠された床や壁(カクレ)に追加工事のリスクがありますので、業者と相談して、できるだけ明らかにしておくことをオススメします。

キッチンを入れ替えることで見える「スキマ」に注意する

もし「キッチンリフォームはするけど、床や壁、天井まではリフォームしたくないので、できるだけそのまま使いたい」と思っているなら、キッチン裏の「カクレ」だけではなく、キッチンの「スキマ」にも注意が必要です。

ただし、ここではキッチン横のちょっとした隙間(すきま)など、最初から見えているところだけではなく、新しく入れ替えるまでは見えなかったところもふくめて「スキマ」と呼ぶことにします。

 

どういうことかというと、こちらのイラストのように、「古いキッチン」より「新しいキッチン」の方が一回り小さい場合、キッチンを入れ替えたときに、「古いキッチン」のアトが壁や床に残ってしまうことがあります。

この隠れきれずに見えてしまう部分のことを、古いキッチンと新しいキッチンとの隙間(すきま)というイメージから、ここでは「スキマ」と呼ぶことにしています。

なぜ、「スキマ」への注意が必要なのかというと、黒ズミや色味の違いがクッキリと出てしまうことがあるため、せっかく新しいキッチンにしたのに、とても残念なことになってしまうからです。

キッチンなど長年動かさずにいるものの後ろ側は、光が当たらないので色あせしにくくなります。また、狭くて空気の流れが悪いので、ホコリやジメジメとした湿気(しっけ)がたまりやすくなり、カビや黒ずみの原因になったりします。

その結果、これまで見えていた所と、隠れていた所の色の違いがはっきりと出てしまうことになります。もし、新しいキッチンに入れ替えたときに「スキマ」が見えてしまうと、壁や床の黒ずんだ跡(あと)がくっきりと出てしまうことがあるので、注意が必要なのです。

 

また、さきほどの写真のように、キッチン裏にはタイルや床板などの仕上げ材が使われておらず、下地がむき出しになっていることがあります。そのため、新しいキッチンに変えるときに、「下地が一部見えてしまうかもしれない」と注意を払っておくべきです。

たとえば、キッチンに接している壁がタイル貼りの場合、新しいキッチンに入れ替えた時に、下地が見えてしまうことになったら、タイルの部分補修はとても大変です。特に、市販のサイズや色ではないタイルだと、部分補修アトが完全に目立ってしまうことになります。

キレイに補修しようと思えば、タイルを全体的に貼り直すか、タイルの上から化粧板(けしょういた)という見た目がキレイな板をタイル面全体に貼るなど、追加工事が必要となってしまいます。でも、そこまで保証してくれる業者はほとんどいません。

たいていの場合は、色の近いタイルを貼るか、コーキングといわれるゴムのように固まる性質の補修材をぬって下地を隠すことになります。これでは、せっかく新しいキッチンを手に入れたのに、とてももったいないことになってしまいます。

逆に、あらかじめ注意しておけば、少しキッチンのサイズを変更するだけで、「スキマ」の汚れや下地を隠せるかもしれません。

また、「スキマ」の注意が必要なのは、サイズ変更した時だけではありません。同じサイズのキッチンでも、キッチンのメーカーや商品が違うと、微妙に大きさが違ってきますので注意が必要です。

たとえば、キッチンのシンクやコンロがある台(「ワークトップ」といいます)の奥行が65㎝でも、メーカーや商品によって、キッチンの蹴込(けこみ、床と接する部分)の奥行が違ってきます。

 

具体的には、ワークトップの奥行が65cmに対して、蹴込の奥行が57.5cmのものもあれば、58cm、58.8cmのものなど、サイズが少し違います。

「たった0.5㎝(5㎜)程度の違いか」と思うかもしれませんが、あなどってはいけません。黒ずみがキッチンのフチにそって出ていると、たとえ5㎜の黒ずみでも、はっきりと目立ってしまうものです。

この「スキマ」の黒ずみは、キッチン全体のキレイな見た目に大きく影響します。なので、同じサイズのキッチンでも、寸法の違うところ、特に「スキマ」が出そうなところには注意をしましょう。

もちろん、「スキマ」はキッチンのほかにも、キッチン上の吊戸棚(つりとだな)や換気扇、食器棚など長年動かずにおいてあるものに対しても当てはまります。これらのものを合わせて入れ替える場合は、キッチンのときと同じように「スキマ」に注意しましょう。

これらの「スキマ」を注意するときに、一つ一つの商品の寸法を、ネットやカタログから調べるのは、とてもしんどい作業です。ですので、業者へ見積もりをとる際に、サイズの分かる資料を合わせて取り寄せましょう。もちろん、業者へ直接相談して、「スキマ」の出ないキッチンをいくつか選んでもらってもいいでしょう。

このように、キッチンリフォームで床や壁、天井などをリフォームしない場合は、キッチンを入れ替えることによって見えてしまう「スキマ」にも注意をしましょう。

シンクの位置が変わる場合は注意が必要

なぜ「シンクの位置」が変わるだけで、追加費用がかかるおそれがあるのかご存知でしょうか?

それは、シンクの水を流す排水口(はいすいこう)の位置が変わるからです。シンクの排水口は、シンク下の排水管(はいすいかん)というパイプを通して、家の排水管と床の位置でつながっています。排水管とは、使った水(汚水)を外に出すためのパイプです。そして家の排水管は、床下を通って外に使った水を流すようにつくられています。

なので、シンクの位置が変わるとシンクの排水口の位置も変わるので、家の排水管の位置とはなれてしまいます。それでも、うまく接続できれば問題ないのですが、うまく接続出来ない場合は、家の排水管の位置を変える追加工事が必要となるのです。

正確には、「シンクの位置」が変わることよりも、シンクの「排水口の位置」が変わることに注目するべきです。シンクの幅が広い場合、シンクの位置は前と変わらなくても、排水口の位置が違うだけで、シンク下の排水管との位置が大きくズレてしまうからです。

もし、床下の排水管の位置を変更する追加工事が必要な場合、床下のパイプを途中から切って、パイプの向きを変えなくてはいけないので、必要であれば、床下に入るために人の体が入るくらいの穴を明けて、補修する工事も出てきます。

そのときに、補修あとが新しいキッチンで隠せるくらいの大きさなら、床の工事も少なくすみますが、補修あとがキッチンよりはみ出てしまう場合は、キッチンのある部屋の床全体を工事することになるかもしれません。

また、戸建の場合はあまりないのですが、床下の排水管がコンクリートで埋まっているなど、家の排水管を簡単に移せない状況も出てくることがあります。そうなると、追加費用は大きくなるばかりです。

キッチンの商品によっては、リフォーム仕様になっているものがあります。これは、床よりも上で排水管を横に通せるようにできていますので、シンクの排水口と床の排水管の位置がはなれていても、つなげられるようになっているものです。

もしシンクの排水口と、家の排水管の位置が大きく変わる場合、床の工事をできるだけおさえたいときは、リフォーム用キッチンも検討してみて下さい。

シンクの排水口と家の排水管との位置がズレる場合、排水管の移設工事がいるのかどうかは、業者にしっかりと見てもらいましょう。また、移設工事がいる場合は、できれば排水管の接続イメージも紙に書いてもらうなどして教えてもらいましょう。

シンクの排水口と家の排水管との接続はできているけど、「シンク下の排水管がナナメに取り付けられた」なんていう、見た目がとても残念な工事をするところも実際にありますので。

コンロの位置が変わると換気扇の位置も変わる

先ほどの、「シンクの位置」と合わせて注意しておきたいのが、「コンロの位置」です。なぜかと言うと、換気扇(かんきせん)はコンロの真上にないといけないため、コンロの位置が変わると、換気扇の位置も合わせて変える必要があるからです。

もし、コンロと換気扇の位置がズレていると、コンロを使って炒め物などをしたときに出る煙が、換気扇をはみ出してしまうので、室内に残ってしまいやすくなります。なので、コンロの位置が変わるときは要注意です。

ただ、キッチンを入れ替えるときに、合わせてキッチン上の吊戸棚(つりとだな)や、換気扇を交換することがほとんどです。そのときは、コンロの位置が変わっても、その位置に合わせて換気扇が付けられるので、問題ありません。

ただし、換気扇を違う位置に取り付ける場合、これまでお使いの換気扇の位置には、天井や、場合によっては壁に空気を送る為の穴が開いていますので、補修工事が必ず必要になります。

この補修工事については、換気扇を違う場所に取り付けることが業者に伝わっていれば、見積もり金額に含まれているはずですので、念のため確認しておきましょう。

電気の増設やコンセントの移設にも注意を

キッチンを新しくするなら、「どうせなら予算内で、できるだけ機能的にしたい!」と思うものです。でも、もし電気で加熱する「IHクッキングヒーター」や、「食器洗い乾燥機」付きのキッチンを検討しているなら、電気を増設する追加工事が新たに出てくるかもしれません。

たとえば、IHクッキングヒーター付きのキッチンにする場合、IHクッキングヒーターの電圧は200Vが主流です。一方、普通に使うコンセントなどの電気は100Vが主流です。なので、まずは、IHクッキングヒーター用の電線を、キッチンに増やさなければいけなくなります。

もしキッチンのある部屋に、コンセントなどの電源がたくさんあれば、その内の一つをIHクッキングヒーター用の電線に出来るかもしれません。

でも、電源が新たに必要な場合は、別の部屋にある「ブレーカー」から電線を追加して、キッチンのある部屋に引いてこなくてはいけなくなります。そのときに、追加で天井や壁に穴をあける工事が必要になることがあるのです。

「ブレーカー」とは、家の中で使う全ての電源の根本ともいうべき場所で、決められた電流をこえるとスイッチをオフにして、電気を遮断するようにつくられているものです。これは、水もれなどが原因で起こる漏電(ろうでん)や、電気の使いすぎなどで電線に必要以上の電流が流れたとき、電線が焼けないように保護するためのものです。

また、キッチンの位置を変更することによって、コンセントの位置を変えた方が良いケースも出てきます。たとえば、キッチンとともに冷蔵庫の位置も変われば、キッチン変更後の冷蔵庫の近くにコンセントが必要になります。このときに、コンセントを移設するために、天井や壁に穴をあける工事の必要性が出てきます。

このようにキッチンリフォームによって、電気の増設やコンセントの移設が必要になる場合がありますので、どのような工事が必要になるか業者と相談してみましょう。そうすることで、コンセントの位置などについて良い提案をもらえることもありますし、追加費用を抑えることにもつながるからです。

まとめ

いかがでしょうか、追加費用の主な注意点について理解していただけたでしょうか。まとめると、次の5つの点を注意すれば、リスクを抑えることができます。

  1. キッチン裏の「カクレ」について注意する
  2. キッチンを入れ替えることでできる「スキマ」に注意する
  3. 「シンクの位置」が変わらないか注意する
  4. 「コンロの位置」が変わらないか注意する
  5. 「電源」の増設、移設について注意する

また、これらの注意点にどうやって対応すれば良いかというと、前もって業者に相談することです。そして必要になるかもしれない追加工事をできるだけ事前に明らかにすることです。

そうすることで、予算に組み込んでおくことができますし、余計な工事を避けることにもつながります。その結果、予期せぬ追加工事のリスクを格段に下げることができるからです。

これらの他にも、分からないことや不安に思うことは、何でも業者に聞いて、どんどん相談をしていって下さい。そして、思い通りのキッチンリフォームをぜひ実現してください。

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